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2006年7月17日 (月)

帰ってきた「金髪の大男」

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)

 ドン、ドン、(オイ!)・・・

 2年間、ずっとこの時を待ってました。

 2006年7月16日、ついに、あの男が帰ってきた。

 その男の名は、「高山善廣」

 2年前の8月、高山は脳梗塞で倒れた。
 脳梗塞は、生死にかかわる病気であり、一命をとりとめたとしても、日常生活の上で、後遺障害が残ってもおかしくない病気である。
 しかし高山は、不屈の精神力で、回復。
 ついに7月16日、復帰となった。

 高山が復帰戦のリングに選んだのは、プロレスリング・ノアのリング。
 そして、ノアが用意した復帰戦のカードは、「高山&小橋vs秋山&三沢」
 小橋建太・・・GHCヘビー級王座最多防衛記録を未だ持ち続ける、ノアの鉄人にして絶対王者
 秋山準・・・現・GHCヘビー級王者。
 三沢光晴・・・プロレスリング・ノア社長にして、GHCヘビー級王座に2度君臨。
 高山復帰戦として、これ以上ない、最上級のカードを用意してきた。

 しかし、ここでとんでもないことが起こってしまう。
 小橋建太が腎腫瘍摘出手術のために試合を欠場することになってしまった。
 神様のいたずらとしては、あまりにも酷い仕打ち。

 ここで、小橋の代役として名乗りを上げたのが、佐々木健介。
 1年前、小橋と果てしない逆水平チョップ合戦を繰り広げ、今年2月の健介20周年記念興行では、小橋とタッグを結成している。
 さらに、健介は2年前、高山が欠場する前の最後の対戦相手である。
 小橋の代役は、健介以外には考えられない。
 こうして、高山復帰戦は「高山&健介vs秋山&三沢」として行われることになった。

 日本武道館、16500人の観客が見つめる中、実況・矢島アナ、ゲスト解説・北斗晶が見つめる中、大「高山コール」の中、高山は帰ってきた。

 試合開始直後、いきなり三沢に蹴りを入れる高山。
 最初からエンジン全開。とても、2年ぶりの復帰とは思えないぐらい、動きがいい。
 脳梗塞から後遺障害もなく回復するだけでもすごいのに、プロレスラーとして、何の違和感もなく試合をしている!欠場前と比べても、何ら違和感がない。

 もちろん、対戦相手の秋山、三沢は、高山に対して決して遠慮はしない。
 遠慮をしないで全力でぶつかることが、高山に対する礼儀。
 高山の顔面めがけて、エルボーやジャンピング・ニーを容赦なくぶち込んでいく。

 小橋の代役・健介も命一杯のファイト。元々、健介も小橋と同様、ラリアットや逆水平チョップをよく使うが、この日の健介のマシンガンチョップは、小橋を思わせるものだった。高山も、「小橋!」と叫んで、マシンガンチョップを放った。

 4人、いや、「5人」の生き様が激しく交錯するリング上。
 最後は、三沢のエメラルドフロウジョンから秋山のリストクラッチ式エクスプロイダーで高山が3カウントを聞いた。
 最高の必殺技リレーが、高山復帰へのはなむけとなった。

 改めて、プロレスとは、生き様のスポーツである。
 プロレスとは、夢を与えるスポーツである。
 プロレスとは、感動を与えるスポーツである。
 プロレスとは、本当の強さ、本当の優しさとは何か、ということを問いかけてくれるスポーツである。

 高山選手、おかえりなさい。そして、感動をありがとう。
 次は、小橋選手の番だ。

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