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2007年12月 3日 (月)

小橋建太、生還!

 「必ずこのリングに、帰ってきます!」

 およそ1年前、小橋選手は、こう約束してくれました。

 しかし、その約束は、生半可なものではなかったのです。

 およそ1年半ほど前、小橋選手は健康診断で腎臓ガンであることが発覚、

 以来、長期欠場を余儀なくされました。

 腎臓を1つ摘出し、過酷なリハビリ、食事制限と復帰に向けてのトレーニング。

 しかし、小橋選手は、決して復帰をあきらめることなく、

 ついに、546日ぶりに、復帰の日を迎えることができました。


 12月2日、日本武道館。

 セミファイナルの、森嶋猛vs丸藤正道が終わり、

 館内は、小橋コール一色。

 秋山準、高山善廣、三沢光晴の順に入場してくる。

 そして、小橋の入場テーマ曲「GRAND SWORD」が流れる。

 17000人の小橋コールの中、

 小橋が、約束通り、

 タイツとリングシューズ姿を、

 真新しいコスチュームに身を包んで、現れた!

 常にファンを大切にする小橋が、

 この並大抵のことではない約束を、守ってくれた!

 実況の矢島アナは、すでに涙声だ。

 仲田龍リングアナからコールを受け、あらわになった肉体は、

 欠場前と、ほとんど変わっていない。

 プロレスラー・小橋建太として復帰する、

 その言葉に偽りなし!でした。

 試合が始まり、小橋はすべてを出し尽くしました。

 100発以上は出した、マシンガンチョップ、

 青春の一撃、

 ローリング袈裟斬りチョップ・・・、

 解説の本田多聞が感極まって泣いている。

 ゲストの横浜ベイスターズ・仁志選手も涙をこらえるのに必死だ。

 さらに、スリーパー・スープレックス、

 ハーフネルソン・スープレックス、

 ムーンサルト・プレス、

 ラリアットまで出した。

 欠場前と変わらない、熱血ファイトだ。

 タッグを組んだ高山は小橋をサポートしつつ、

 自身の復帰戦の時に1度は流れてしまったこのカードを、

 自身2度目の「復帰戦」ととらえてエベレスト・ジャーマン、

 普段あまり出さないドロップキックを惜しみなく披露。

 対戦相手の三沢・秋山は、小橋に決して遠慮することなく、

 持てる技を小橋にぶつけます。

 あっという間に試合時間は25分を過ぎ、

 三沢のエメラルド・フロウジョンを1度は返した小橋。

 しかし、秋山のサポートを受けての雪崩式エメラルド・フロウジョンで決着。

 その時、三沢のテーマ曲「スパルタンX」が鳴り響く中、館内は小橋コール。

 そうです、真の勝利者は、腎臓ガンに打ち克った、小橋なのです。

 闘い終わってノーサイド。

 4人が互いの健闘をたたえ合い、

 小橋が花道を自力で引き下がります。

 感動の涙で濡れる日本武道館。

 「強いとは、こういうことだ!」(by矢島アナ)

 かつてGHCヘビー級王座を13回連続防衛し、

 絶対王者の名を欲しいままにした男は、

 病気に対しても絶対王者、

 生き様も絶対王者でした。

 おかえりなさい、小橋建太。

 ありがとう、小橋建太。

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